シュヴァルツ・アプフェル~黒果~魔女と呼ばれた総長はただ1人を所望する
颯介さんは素っ気ないわたしを気にすることなく、持っていたギンのカップを手渡してくる。
「コーヒー入れてやって。ユキちゃんが入れた方があいつも嬉しいだろうし。……あ、粉はティースプーン3杯な」
颯介さんはそう言い残すとリビングに戻って行ってしまった。
「あ」
バタンとドアが閉まってから、サンドイッチ作るけれどみんなも食べるかどうか聞けば良かったと思い至る。
まあ、ギンにコーヒー持っていくときに聞けば良いか。
そう思い直して見える場所に置いてあったインスタントコーヒーを用意する。
粉を入れてさあお湯を注ごうと思ったら、ポットが丁度空になっていた。
仕方ないので小鍋を探し出して水からお湯を沸かす。
IHは使った事がなくてちょっと手間取ったけど、何とか加熱を初める。
せっかくだから、お湯が沸く数分の間にサンドイッチの準備をすることにした。
食パンは全部使って良いのか分からなかったけど、消費期限が今日だったからいいかと思って全部使う。
パンのミミは変に余っても困るし、そのままで。
バターは無いからマヨネーズを塗って、ハムとチーズを挟んだらラップに包んで馴染ませるために重しを乗せた。
「コーヒー入れてやって。ユキちゃんが入れた方があいつも嬉しいだろうし。……あ、粉はティースプーン3杯な」
颯介さんはそう言い残すとリビングに戻って行ってしまった。
「あ」
バタンとドアが閉まってから、サンドイッチ作るけれどみんなも食べるかどうか聞けば良かったと思い至る。
まあ、ギンにコーヒー持っていくときに聞けば良いか。
そう思い直して見える場所に置いてあったインスタントコーヒーを用意する。
粉を入れてさあお湯を注ごうと思ったら、ポットが丁度空になっていた。
仕方ないので小鍋を探し出して水からお湯を沸かす。
IHは使った事がなくてちょっと手間取ったけど、何とか加熱を初める。
せっかくだから、お湯が沸く数分の間にサンドイッチの準備をすることにした。
食パンは全部使って良いのか分からなかったけど、消費期限が今日だったからいいかと思って全部使う。
パンのミミは変に余っても困るし、そのままで。
バターは無いからマヨネーズを塗って、ハムとチーズを挟んだらラップに包んで馴染ませるために重しを乗せた。