むり、とまんない。
***
「じゃ、じゃあ……私とまた話したいから、芸能界に行ったってこと……?」
「そうだよ。
そのためならレッスンだって、嫌いな女たちと話すのだって、なんだって我慢できた」
胡桃とまた、話すことができるなら。
瞬間。
驚きで見開いていた胡桃の目から、大粒の涙がこぼれ落ちた。
「遥……っ」
「なに?」
「っ……どれだけ私のこと、好きなの……っ」
ああ、やっと伝わった。
その言葉に思わず笑みがこぼれた。
「そうだな。
どんなものよりも大きくて重いかな」
「それっ、自分で言っちゃうの……っ」
「うん」
だってほんとだから。
誰にも渡したくない。
ずっと俺の腕の中に閉じ込めておきたい。
俺だけを見ててほしい。
他人の目なんかどうだっていい。
俺は胡桃しか見てないから。
胡桃の視界に映るのだって、今もこれからもずっと、俺だけでいい。
「『胡桃……愛してる』」
「ううっ……も、もう、いいから……っ」
眉を下げて涙をポロポロとこぼしながらも、必死に顔を隠そうとする胡桃が愛おしくてたまらない。
「かわいい」
「っ、だから、やめてって……」
髪をふわふわとなでると、またビクリと肩を震わせて。
あー……めちゃくちゃにやけてる自信しかない。
さっきから頬緩みっぱなし。
「じゃ、じゃあ……私とまた話したいから、芸能界に行ったってこと……?」
「そうだよ。
そのためならレッスンだって、嫌いな女たちと話すのだって、なんだって我慢できた」
胡桃とまた、話すことができるなら。
瞬間。
驚きで見開いていた胡桃の目から、大粒の涙がこぼれ落ちた。
「遥……っ」
「なに?」
「っ……どれだけ私のこと、好きなの……っ」
ああ、やっと伝わった。
その言葉に思わず笑みがこぼれた。
「そうだな。
どんなものよりも大きくて重いかな」
「それっ、自分で言っちゃうの……っ」
「うん」
だってほんとだから。
誰にも渡したくない。
ずっと俺の腕の中に閉じ込めておきたい。
俺だけを見ててほしい。
他人の目なんかどうだっていい。
俺は胡桃しか見てないから。
胡桃の視界に映るのだって、今もこれからもずっと、俺だけでいい。
「『胡桃……愛してる』」
「ううっ……も、もう、いいから……っ」
眉を下げて涙をポロポロとこぼしながらも、必死に顔を隠そうとする胡桃が愛おしくてたまらない。
「かわいい」
「っ、だから、やめてって……」
髪をふわふわとなでると、またビクリと肩を震わせて。
あー……めちゃくちゃにやけてる自信しかない。
さっきから頬緩みっぱなし。