むり、とまんない。
「すき」がとまんない。
同居
***
「なるほどねぇ……それでつき合うことになったと」
「にしても君たち、授業サボってなにやってんの?」
「だって……」
それは遥が……。
「胡桃がかわいすぎるのが悪い」
「開き直んなバカ」
その日の夜。
遥と杏がうちに遊びにきて、今は桃華も合わせて4人でご飯を食べているところ。
あのあと保健室で、遥にまたしばらくの間抱きしめられていたら。
『胡桃っ!!けがしたって大丈……』
『しかもお姫さま抱っこで保健室に……って』
『『なにしてんの、遥』』
『見ての通りだけど?』
仕事を終えて授業にきた桃華と杏は、私たちが保健室に行ったことを聞いて、慌ててきたらしく。
『っ、もう、離れて遥……っ!!』
ぽかんとするふたりにハッとして、遥から距離をとれば、めちゃくちゃ不機嫌になったけれど、なんとか離れてくれた。
「で?その、コンプレックスを治すっていうのは、具体的にどうするの?」
オムライスを口いっぱいに放り込んで、モグモグしている杏が不思議そうに言った。
どうするって……。
どうしたもこうしたもないよ……。
だって、遥が言ったのは……。
ちらりと隣を見れば、遥はじっとこっちを見ていて。
『すきだよ、胡桃』
目を細めて、どこか楽しそうにほほえむ姿に、またぶわっと顔が熱くなった。
「なるほどねぇ……それでつき合うことになったと」
「にしても君たち、授業サボってなにやってんの?」
「だって……」
それは遥が……。
「胡桃がかわいすぎるのが悪い」
「開き直んなバカ」
その日の夜。
遥と杏がうちに遊びにきて、今は桃華も合わせて4人でご飯を食べているところ。
あのあと保健室で、遥にまたしばらくの間抱きしめられていたら。
『胡桃っ!!けがしたって大丈……』
『しかもお姫さま抱っこで保健室に……って』
『『なにしてんの、遥』』
『見ての通りだけど?』
仕事を終えて授業にきた桃華と杏は、私たちが保健室に行ったことを聞いて、慌ててきたらしく。
『っ、もう、離れて遥……っ!!』
ぽかんとするふたりにハッとして、遥から距離をとれば、めちゃくちゃ不機嫌になったけれど、なんとか離れてくれた。
「で?その、コンプレックスを治すっていうのは、具体的にどうするの?」
オムライスを口いっぱいに放り込んで、モグモグしている杏が不思議そうに言った。
どうするって……。
どうしたもこうしたもないよ……。
だって、遥が言ったのは……。
ちらりと隣を見れば、遥はじっとこっちを見ていて。
『すきだよ、胡桃』
目を細めて、どこか楽しそうにほほえむ姿に、またぶわっと顔が熱くなった。