むり、とまんない。
慌ててキッチンに行って、ヨーグルトにハチミツ、牛乳などがあることを確認する。
キウイにバナナもある。
よしよし。
うん。
こういうときは料理するに限る!!
作るものは、ヨーグルトアイスバー。
甘いのが苦手な遥だけど、さっぱりしたヨーグルトアイスバーは、前にすごく喜んでくれた。
暑くなってきたし、ぴったりだよね。
それと、
目を見てキス、ははずかしいから、遥がアイスに夢中の間にキスする。
うん、これならなんとか。
そうと決まれば、早速!
ボールにヨーグルト、ハチミツ、砂糖、牛乳を入れて混ぜて。
次にバナナとかキウイとか、お好みのフルーツを入れて。
それで型に流し込んで、ところどころにまたフルーツを入れて。
「よし、あとは……」
冷やして固まるのを待つだけ、だけど……。
「アイスの棒がない……」
前に結構な量作って使っちゃったからなぁ。
ガラスのカップに入れてもいいけど、やっぱりアイスといえば、棒アイスだし。
近くのショッピングモールにお菓子作りに使うものとかいろいろ揃ってるお店あるから、そこに行ってこようかな。
ショッピングモールか……。
せっかくなら。
プルルプルル。
「もしもし胡桃ー?
どしたのー?」
「あっ、あーちゃん今から暇?
よかったら……」