いじわる同級生とにせもの恋愛中。
案外……
「はぁ……。なんでもっとまともな嘘、言えなかったんだろ。しかも、相手を杉本って……」
家に帰ってからも、わたしの行動に撃沈。
唯一の救いは、あれからパッタリ、夏月からの連絡がなくなったっていうこと。
本来の目的は達成できたはずなのに、また別の超厄介な難題が目前に……。
「……よし、もう寝よ」
翌日もまだ、校内はわたしと杉本の話題で持ち切りだった。
登校してからずっと、好奇の目があって、居心地が悪い……。
杉本はこの目にいつも晒されてたんだって考えると、ちょっと尊敬。……でも、あの性格はどうにかするべきだと思うけどね!
「一気に人気者だね、みく」
「嬉しくないことで注目されてるけどね」
「みんなからしたら羨ましいんだよ。あの杉本が彼氏だから」
「やっぱり早いとこ別れたってことにしよ」
「早く夏月が落ち着くのを祈るしかないな」
澪音によれば、夏月はこれまでの活力をなくしたように、憔悴しきっているらしい……。
そんなに落ち込むなんて……よっぽどわたしを可愛がってくれてたのか、夏月。幼なじみ離れするべきなのは、わたしじゃなくて、夏月だったのかな?
それからも居心地の悪い日々が、しばらく続いていた。
ようやく落ち着いてきたかな〜っていう今日この頃。
……夏月が、目の前にいます。
「みく、ちゃんと話をしよ。やっぱ、あいつと付き合ってるのは信じられない」
要らないとこで勘が鋭い幼なじみは、わたし一人では対処困難……。しかも、ほぼ嘘だってバレかけてるし。
「だからね?付き合ってるって言ってるじゃん?」
「全然付き合ってる雰囲気が2人からしない」
「それはさ、あの……」
あーもう!夏月のばか!!なんでこうも鋭いの!?!?
「わ、わたしがどんな人とどう付き合おうが、わたしの勝手じゃん!」
「いや、絶対なんかある」
どっから来るんだ、その確信……!!!
家に帰ってからも、わたしの行動に撃沈。
唯一の救いは、あれからパッタリ、夏月からの連絡がなくなったっていうこと。
本来の目的は達成できたはずなのに、また別の超厄介な難題が目前に……。
「……よし、もう寝よ」
翌日もまだ、校内はわたしと杉本の話題で持ち切りだった。
登校してからずっと、好奇の目があって、居心地が悪い……。
杉本はこの目にいつも晒されてたんだって考えると、ちょっと尊敬。……でも、あの性格はどうにかするべきだと思うけどね!
「一気に人気者だね、みく」
「嬉しくないことで注目されてるけどね」
「みんなからしたら羨ましいんだよ。あの杉本が彼氏だから」
「やっぱり早いとこ別れたってことにしよ」
「早く夏月が落ち着くのを祈るしかないな」
澪音によれば、夏月はこれまでの活力をなくしたように、憔悴しきっているらしい……。
そんなに落ち込むなんて……よっぽどわたしを可愛がってくれてたのか、夏月。幼なじみ離れするべきなのは、わたしじゃなくて、夏月だったのかな?
それからも居心地の悪い日々が、しばらく続いていた。
ようやく落ち着いてきたかな〜っていう今日この頃。
……夏月が、目の前にいます。
「みく、ちゃんと話をしよ。やっぱ、あいつと付き合ってるのは信じられない」
要らないとこで勘が鋭い幼なじみは、わたし一人では対処困難……。しかも、ほぼ嘘だってバレかけてるし。
「だからね?付き合ってるって言ってるじゃん?」
「全然付き合ってる雰囲気が2人からしない」
「それはさ、あの……」
あーもう!夏月のばか!!なんでこうも鋭いの!?!?
「わ、わたしがどんな人とどう付き合おうが、わたしの勝手じゃん!」
「いや、絶対なんかある」
どっから来るんだ、その確信……!!!