あなたと出会って世界が変わる
走って行くひなちゃんを見ながら可愛いなと声を漏らす


雪白に捕まったと知った時、僕はひなちゃんへの気持ちに気がついた


いや、助けて貰った時には、もう好きだったのかもしれない


琉生や頼には渡さない、奏にもね


ひなちゃんの元へと近づく


「いいのあった?」


「うーん。どれも朝陽くんに似合いそうだから、迷ってる」


「あっ、これは?」

そう言ってピアスを見せてくれるひなちゃん


「いや、こっちかな?」


「ひなちゃんが着けるならどれにするの?」


「え?私?うーとね、これかな?」

そう言って見せる小さなオレンジ色の花のついたピアス


「ひなちゃんに似合うね、可愛い」


「そうかな?あっでも、私ピアス空いてないから買えないね」


「空けてみる?」


「可愛いけど、怖いから今はいいかな、、」


「そっかそっか」


「朝陽くんこれとこれどっちが好き?」

シンプルなシルバーリングに英語のロゴが入っている物とシルバーリングにエメラルドグリーンの線が入っている物


どっちも着けやすそうで、いいな


まぁ、僕が1番欲しいのは

「ひなちゃんかな」

もぅ、そーゆうのじゃないよと頬をふくらませるひなちゃんは可愛い


「ははっ、こっちかな?」

エメラルドグリーンの方を指さす


「うん。この色朝陽くんに合ってる。でも、本当に私が選んだので良いの?」


「ひなちゃんが選んだのがいいの。じゃあ、買ってくるね」


「うん!待ってるね」

レジに向かう途中であるものが目に入る


それも手に取りレジへ向かう


喜んでくれるといいな
< 138 / 180 >

この作品をシェア

pagetop