あなたと出会って世界が変わる
スイーツを堪能して、一緒に倉庫へと帰る道


「今日は私の誕生日?ってくらい凄く楽しかった!ありがとう」


「誕生日か、デートって言って欲しいな」

デ、デート?あの、恋人同士で出かけることだよね?


「デートは違うよー」

多分私の顔は赤いと思う


「そう?僕はデートでもいいんだけど」


「え?だって、私たち付き合ってないよ?」


「うん、そうだね。でも、僕は付き合って欲しいと思ってる」

…っ、?付き合う、恋人としてだよね?


、、、、


立ち止まって振り返ると


困惑している私を真剣な目で見つめる朝陽くん


「僕は、ひなちゃんの事が好き」

もちろん恋人にしたい意味のねと付け加える


真剣な表情から、本気なんだと伝わってくる


「わ、私朝陽くんのこと、、」


「待って、返事が欲しい訳じゃないから、ただひなちゃんに僕の気持ち知ってて欲しかった」

私の話を遮る朝陽くん


「そ、そっか、うん。ありがとう」

こんな経験初めてで、どうしていいか分からない


嬉しい、朝陽くんの事は好きだけど、この気持ちがどの好きなのか自分でも分からない


私たちは何も話さず、並んで倉庫まで歩いた


帰り着くと、リビングにみんなが居る


だけど、今はみんなと話す気にはなれなくて


私は自分の部屋へと向かった
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