告白~好きだから……でも~(Twitter掲載140文字小説)
秋風吹く頃
秋風吹く頃
街路樹の葉が色付き、落ち、歩道を埋めていく。
一つ、また一つ。
私の恋も、かき消すように。
焦燥感と涙。
それでもただ、春をただ待ち望む。
あなたとの約束がなければ、私は……。
「会いたいよ……」
その言葉は風に乗って、落ち葉共に空へと舞い上がっていった。
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秋風吹く頃