fate
それから2日後。
【おはよう。
どうにか復活したよ。心配かけてごめんね】
【良かった~♪
今日、夜電話してもいい?】
もう彼女も戻ってるだろうし、早く声が聞きたいよ。
会議資料を吐き出していくコピー機の前で、急いでメールをする。
最近、課長の目が厳しくて困る。
まぁ、仕事中に携帯触りまくってるのはよくないけど……。
『びっくりしたよー。
なんかフラフラするなぁと思って、熱測ってみたら38℃超えだからね!』
興奮気味に話す在原さん。
そんなになる前に、あたしとあんなことを……
「だって、すごい体熱かったもん。
もう、あの時から熱出てたんだよー」
思い出して、顔が熱くなってしまう。
『そうかなー。
帰りの運転中は全然平気だったけど。
会社行った途端におかしくなったんだよ』
「でも、彼女が休みで看病してもらえてよかったね」