fate

程よく沈み込むベッドに横になると、ゆっくり唇が重なった。



1枚ずつ、脱がされて床に落とされていく服。

もう、心臓が破裂しそう……。


壊れ物を扱うように、そっと触れる手が
あたしの吐息を熱くしていく。

「恥ずかしいよぉ……

てか、なんであたしだけ…裸なの?」


手で体を隠そうとすると、在原さんはふっと笑った。

「だって、脱がしてくれないじゃん」
「えっ!?あたしが脱がすの!?」

驚いて叫ぶと、あたしの額にキスが落ちてくる。


「冗談だよ」

笑いながら、在原さんがシャツを脱いだ。

直視できません……。


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