俺様パイロットは契約妻を容赦なく溺愛する【極上悪魔なスパダリシリーズ】
もう何度口にしただろう、私はあなたが好きだと。
それなのに、まだまだ足りないと言わんばかりに要求してくる。あなたのほうは、自分の気持ちを明かさないくせに。
「千里さんも、教えて……っ」
「わからないか? こんなにお前の奥深くにいるのに」
だめなの、それだけじゃ。ちゃんと言葉にしてほしい。どうしてキスをして、こうやって身体を繋げているのか。
彼の中に愛があるのか、その確証をくれないなんて本当に無慈悲な旦那様。
だけどやっぱり私は、空を眺める瞳が優しくて、夢と幸せな気持ちを与えてくれるあなたが大好きだ──。