俺様パイロットは契約妻を容赦なく溺愛する【極上悪魔なスパダリシリーズ】
水音を立てて舌を絡ませるうちに、彼は私の髪を撫で、私は彼の首に手を回していた。
もう今は、難しいことは考えられない。ただただ、彼の愛が欲しい。
邪魔になった衣服は取り払われ、彼の熱い唇が首筋から胸へと下りていく。
暴かれた素肌を彼に味わわれるなんて、恥ずかしすぎて朦朧としてくる。惜しみなくさらされる、彼の鍛えられた肉体を目に映すのすら背徳感を覚えた。
柔らかな膨らみを弄られ、舌で転がされて、我慢できずはしたない声が漏れる。
身をよじって快感を堪えていると、千里さんは少し顔を上げ、いたずらな視線で羞恥心を煽ってくる。
「腰、動いてる。待てない?」
「違っ……!」
ふるふると首を横に振るも、彼は含みのある笑みを浮かべてさらに攻め立て始めた。すでに溢れている蜜を舐め取られ、指で掻き回されて、わけがわからなくなってくる。
「ダメ、もう、お願い」
泣きそうな声で喘ぎながら支離滅裂な言葉を発し、足の間に顔を埋めている彼に手を伸ばす。やめてほしいわけでもないのに、身体が勝手に制そうとしてしまう。
千里さんは口元を拭うと私の手に指を絡ませ、再び私の上に覆い被さってきた。その顔に、色気に満ちた笑みを湛えて。