BLACK KINGDOM -夜明けまで、熱く愛して-
隠そうとした手はあっさり払われ、抵抗むなしくされるがまま。
捲れたスカート。はしたなく開かせられた脚の間に、千広くんが顔を埋めてくる。
「〜〜っ!?!?」
羞恥にまみれて目眩がした。
「言葉だけじゃ信用できねーよ」
「──っあ、」
「授業に出るのは許してやる。その代わり、他の男に見られないように気をつけろ」
太ももの内側に小さな痛み。
──千広くんの唇が、そこに触れている。
認識した途端、体の芯が燃えるように熱くなる。
離れたかと思えば、まだ足りないというように押し付けてきて……。
やわく噛んだあと、ちゅ…と強く吸い上げられた。
「っうぅ……」
痛くて熱くて……くらくらする。
たまらなく恥ずかしいのに、千広くんの熱が直に伝わって、体が甘く震えてしまう。