BLACK KINGDOM -夜明けまで、熱く愛して-
黒 帝
.
.
「もうすぐだね〜幹部からの“呼び出し”の時間!」
やけに教室の空気が浮ついていると思ったら、そういえば今日は月始めだった。
「今月のQUEEN誰だろーっ。緊張で心臓おかしくなりそうなんだけど! ねえ〜あやるちん、聞いてる?」
「うん聞いてるよお」
「嘘つけえ! スマホ見ないの、 没収!」
「ひえっ、返してよヒナタちゃん」
手を伸ばすと、ひょいと避けられた。
「あやるちんは気になんないの? 今月のQUEEN」
「んん……べつにどうでも」
「ひょっとしたら自分が選ばれるかもしれないのに?」
「あははっ、それはないない〜」
思わず笑ってしまった。
.
「もうすぐだね〜幹部からの“呼び出し”の時間!」
やけに教室の空気が浮ついていると思ったら、そういえば今日は月始めだった。
「今月のQUEEN誰だろーっ。緊張で心臓おかしくなりそうなんだけど! ねえ〜あやるちん、聞いてる?」
「うん聞いてるよお」
「嘘つけえ! スマホ見ないの、 没収!」
「ひえっ、返してよヒナタちゃん」
手を伸ばすと、ひょいと避けられた。
「あやるちんは気になんないの? 今月のQUEEN」
「んん……べつにどうでも」
「ひょっとしたら自分が選ばれるかもしれないのに?」
「あははっ、それはないない〜」
思わず笑ってしまった。