違いませんが、 違います‼︎
「そういう話ではなくって‼︎」
話を戻しましょうよ。
少し声を張り、会話を止める。
三枝さんが急に真面目な顔をする。
「で、実際の所何もないの?」
「何もとは?」
「セックス」
真面目は話をしている所に打ち込み三枝さん。
飲んでいるものを吹き出そうになる。
「何もないです‼︎何言ってるんですか‼︎」
全力で否定する。
「イヤ、真面目な話。
千枝ちゃんの部屋って事はワンルームでしょ。
そこで一緒に生活して同じベッドで寝てるわけでしょ?そういう空気とかならないの?」
首を横に振る。
「葉山さんは不能?」
南沢さんの毒舌も絶好調です。
「とにかく‼︎このままではだめなんです」
「だから、何がダメなの?」
「葉山さんは準主役に人と言いますか・・・
私と一緒にいていい人じゃないじゃないですか‼︎
三枝さんや南沢さんみたいな、もっと綺麗で優秀で、隣に並んでいて納得出来る人と一緒にいるべきなんです」
力説してしまった。
2人で見つめ合いながら口に手を当てていないで、何か言ってください!
うまく言えなくて泣きそうです。
こういう所で、語学力のなさ。つまり学歴のなさに嫌になる。