*あたしの彼はお医者さん*
学校が終わると校門まで走った。





だって和麻が待ってるのが見えたから。





「おかえりぃ~」





和麻に思いっきり抱きついた。





「ただいま~って言いたいけど


ここ学校まえだから・・・」




二週間ぶりの和麻はすごくカッコよく見えた。





和麻の車の助席に乗るあたし。





和麻の車に乗るのは二回目。




初めて乗ったときと変わってない。




なんかどうでもいいことなのにそれが嬉しかった。




「和麻。


どこ行くの?」




「内緒。」




和麻はニコって笑った。




あたしはそれだけでドキっときてしまう。
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