また、君に会えるまで。
「な、何する…、」
「何って、遊び。これよりもっと楽しい遊び茉冬にしてたよね?」
彩が息を飲んだ。
「茉冬がいてもいなくても、君の事は好きにならないよ。
ていうか、世の中の誰がこんな性格悪い人好きになるんだろうね。
俺はあんた達みたいに人をいじめて楽しむ奴が大嫌いだ。」
そう言い放って咲夜は胸ぐらを離した。
「行くよっ…!」
すぐに彩は取り巻きを連れて教室を出て行った。
「咲夜…だいじょ…」
「茉冬、大丈夫?!怪我は?!」
彩達が出ていくと、急にいつもの咲夜に戻って、私の元へ駆け寄った。
「大丈夫…。」
「よかった。ごめんね、遅くなっちゃって。」
そう言って安心したように笑った。
「ごめん…咲夜…。ごめ…、」
そこまで言った所で、私は気を失った。