また、君に会えるまで。



──「ん…。」


目を覚ますと、白い天井が目に入った。


「ここ…。」


「あっ、目が覚めた?」


横をむくと、咲夜が私のカバンを手に立っていた。


それで私が今保健室にいる事がわかった。


「もー茉冬ったら寝すぎだよ!もう帰る時間になっちゃった!」


そう言って口を尖らせながらベッドの横に腰掛けた。


その瞬間、涙が溢れてきた。


「えっ?!なんで泣くの?!」


「ごめん…ごめんね…咲夜…。」


「どうして謝るの?茉冬なにか悪いことしたっけ?」


咲夜はオロオロしながら私を落ち着かせるように頭を撫でた。


「また…迷惑かけちゃった…。咲夜を…こんなに優しい咲夜を…悪者にしちゃった…。」


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