また、君に会えるまで。
そんな話をしていると、私達の視線に気づいたのか、咲夜がこちらを向いた。
「あ、こっち見た。」
咲夜に向かって手を振ると、何かを思い出したようにこちらに向かってきた。
「ね、茉冬。今度ここのカフェいかない?」
そう言って咲夜が携帯で見せてきたのは最近出来たカフェの写真だった。
「あ!この前できたとこだよね!」
「そうそう!」
「いいね!今度放課後行こ!」
最初は放課後に行く事にしていたが、なかなか2人の予定が合わないため明後日の土曜日に行くことになった。
「明後日まで長いなぁ。」
「すぐ来るよ。じゃあ俺英語の予習しないといけないから戻るね。」
そう言って咲夜は自分の席に戻っていった。