また、君に会えるまで。
そう言ってお兄ちゃんはクローゼットの中からスカートを取り出した。
「茉冬これ似合ってるし、これで行けば?」
「うん、そうする!上は何着てこう?明日暑くなるよね?」
そう聞くとしばらく考えたあと、白い半袖ブラウスを取り出した。
「上はこれがいいかも。それでこの上にカーディガン羽織ればぴったりだと思うよ~!」
確かに合わせてみるとぴったりだった。
お兄ちゃんは服のセンスがある。
「ありがとう!お兄ちゃんがいて良かった!」
そう言うとお兄ちゃんは嬉しそうに笑った。
「役に立てたなら良かった。じゃあ明日のために早く寝なよ?クマができちゃ可愛い顔が台無しになっちゃう。」
お兄ちゃんはそう言い残して部屋を出ていった。