2人なら…「推しと彼氏と彼女の関係」
リュウは、そんなスゥの髪をしなやかな手つきで触れると……

ブチっと一本引き抜いた。

「痛ったぁーーーーっ!!何すんだよぉ〜てんめぇーーーーっ!!」

スゥは、必要以上に痛がる。

らしい…(笑)

「白髪発見っ!!…と思ったら、金ぱっ。」

「お〜い〜っ、!!リュウっ(怒)」

ふ〜〜ん。とスゥの髪をリュウがマジマジと見つめる。

「イチャイチャしてると遅刻しちゃうよっ♡(笑)」

と、言いつつ私は戯れ合う2匹に癒される。

見てて、飽きない2人。

「俺さっ…髪、触るとその人の気持ちがわかるんだよね。今、何考えてる…とか。」

「へぇ〜。霊感?超能力みたいなやつ?」

キョトンとするスゥ。

「う〜ん。なるほど、朱雀は…っと、欲求不満。
はい、そんなところだなっ…。」

リュウは言葉とは真逆に爽やかな笑顔で、抜いたスゥの髪にフッと息を吐きかける。

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