2人なら…「推しと彼氏と彼女の関係」
「こんな私を怒って嫌って…軽蔑するのが普通でしょっ!!
スゥは…どうしてリュウとキスした私を受け入れるの?
リュウは…スゥに嫉妬しないの……?
こんなの…もし自分だったら気がおかしくなるよ…。
2人とも、おかしいよ…!」

感情が暴走するではなくて、感情を暴走させる。

女は感情で生きてる生き物…とよく言うけれど…

今の私は感情的に言ってるだけで、心の中は至って冷静だと思う。

「私はっ…
私は、2人のモノじゃないし、2人の共有物じゃないっ!」

めちゃくちゃ…感情的に声を震わせて、冷静なのだ。

「ごめん…ハル。
そんなつもりじゃなくて。」

女って感情的を装って…実はあざとい。

悪いのは私なのに、今…リュウに八つ当たりしてるよね。

2人のことが好き

なんて勝手なことを思っている私が一番悪いくせに……。

私は、胸元を開いて…ワザとリュウにスゥの唇の跡を晒した。
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