2人なら…「推しと彼氏と彼女の関係」
「うん。今日、頑張るよ。きっと頑張れる気がする!」

リュウは私に軽いキスをする。

甘く優しい唇。

「リュウっ!…待って。」

扉を閉じかけたリュウは、照れた表情をこちらに向けた。

私は裸足のまま、扉に駆け寄る。

ザラっとした足の裏の感触に爪先を上げる。

荷物で両手を塞がれたリュウの唇を今度は私が奪う。

甘く激しい感触。

「リュウ…私がいつもベッドを奪っているのは嫌…。」

「…笑
いいよ。そんなの…俺、ちゃんと眠れてるし。」

「そういうんじゃ…なくて。」

リュウは私を覗き込む。

「それなら、ちゃんと…今日は結果を出さなきゃ…。」

「お願いっ…結果がどうであっても、今日は一緒に眠って。」
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