それが私たちの。


「リナ、心配してくれてるんだよね?」

「のんちゃん…」

「ありがとう。でも…好きだから、どうしても諦めきれない」

「うん……」

「だから、ごめんね」

「…ごめん、あたしこそ。のんちゃんがシュン君のこと好きなの、ずっと見てきたのに」



さっきまでの勢いが嘘みたいに、うつむいてしまったリナ。
ほんと、リナは優しい。
一年生の頃からずっとあたしと仲良くしてくれてる、大切な友達。



「でも!のんちゃんを泣かせたら、あたしがシュン君を泣かせるからね!」

「あはは、リナは本当にしそうだからな~」

「…のんちゃん、頑張れ!」



ありがとね、リナ。
あたしはいつもリナに支えてもらってるよ。

あたし、頑張るからね!


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