獅子組と私
「椎那、身体…辛くない?」
飛鳥の腕枕で、頭を撫でられている椎那。
「うん、大丈夫だよ」
「椎那?」
「ん?」
「どうして泣くの?やっぱ、辛いじゃないの!?」
「違うの!
ただ、幸せで……抱かれるって、こんなにも幸せなことなんだね…!」
「椎那……
うん、そうだね…!僕も、幸せだよ!」
そして額にチュッと音をさせ、キスをした。
「椎那、煙草吸っていい?」
「うん、大丈夫だよ」
そう言って、サイドテーブルから煙草を取ろうと身をよじった飛鳥。
背中のライオンが見えた。
「飛鳥くん、これ……」
「ん?キングの証だよ」
「わかってはいたけど、やっぱ凄いね!」
椎那は優しく、刺青に触れた。
「ほんと?僕、凄い?」
「そりゃあ、獅子組はこの街のヒーローみたいなとこあるし……!しかも飛鳥くんは、総長さんだもん!」
「フフ…椎那に言われると、凄く嬉しい~」
「そうかな?
道彦くん達も、背中にいるの?ライオン」
「ううん。道彦達は、左胸だよ。傘下のチームリーダーは右腕。僕が決めたの!ちゃーんと意味があるんだよ?」
「へぇー」
「僕はみんなを背負ってるから“背中”幹部三人は僕の為に命を張ってるから“左胸”チームリーダーは僕の右腕になれって意味で“右腕”なんだよ。
みんな、僕には逆らえないから」
「え?そ、そうなの?」
「うん!だから、みんな椎那にも逆らわないよ!
椎那は僕の大切な恋人だから。
何かあったら、つかってあげてよ!」
「つかうって……そんな…お仲間さんでしょ?」
「だって、僕だってみんなの事を背負ってるんだよ?
お互い様でしょ?」
「まぁ、そうだけど…
……ってことは、私も刺青彫らなきゃだよね?
恋人として……」
「なんで?こんな綺麗な身体に傷つけるの?そんなことしないで!ダメ!!」
「いいの?」
「当たり前でしょ?」
「良かったぁ。実は怖かったの……」
「………あ!じゃあ!その代わりって言うと変だけど、お願いがある!」
飛鳥は思い出したように、微笑んで言った。
飛鳥の腕枕で、頭を撫でられている椎那。
「うん、大丈夫だよ」
「椎那?」
「ん?」
「どうして泣くの?やっぱ、辛いじゃないの!?」
「違うの!
ただ、幸せで……抱かれるって、こんなにも幸せなことなんだね…!」
「椎那……
うん、そうだね…!僕も、幸せだよ!」
そして額にチュッと音をさせ、キスをした。
「椎那、煙草吸っていい?」
「うん、大丈夫だよ」
そう言って、サイドテーブルから煙草を取ろうと身をよじった飛鳥。
背中のライオンが見えた。
「飛鳥くん、これ……」
「ん?キングの証だよ」
「わかってはいたけど、やっぱ凄いね!」
椎那は優しく、刺青に触れた。
「ほんと?僕、凄い?」
「そりゃあ、獅子組はこの街のヒーローみたいなとこあるし……!しかも飛鳥くんは、総長さんだもん!」
「フフ…椎那に言われると、凄く嬉しい~」
「そうかな?
道彦くん達も、背中にいるの?ライオン」
「ううん。道彦達は、左胸だよ。傘下のチームリーダーは右腕。僕が決めたの!ちゃーんと意味があるんだよ?」
「へぇー」
「僕はみんなを背負ってるから“背中”幹部三人は僕の為に命を張ってるから“左胸”チームリーダーは僕の右腕になれって意味で“右腕”なんだよ。
みんな、僕には逆らえないから」
「え?そ、そうなの?」
「うん!だから、みんな椎那にも逆らわないよ!
椎那は僕の大切な恋人だから。
何かあったら、つかってあげてよ!」
「つかうって……そんな…お仲間さんでしょ?」
「だって、僕だってみんなの事を背負ってるんだよ?
お互い様でしょ?」
「まぁ、そうだけど…
……ってことは、私も刺青彫らなきゃだよね?
恋人として……」
「なんで?こんな綺麗な身体に傷つけるの?そんなことしないで!ダメ!!」
「いいの?」
「当たり前でしょ?」
「良かったぁ。実は怖かったの……」
「………あ!じゃあ!その代わりって言うと変だけど、お願いがある!」
飛鳥は思い出したように、微笑んで言った。