獅子組と私
飛鳥「いいの?」
椎那「うん」
飛鳥「じゃあ、いくよ?」
椎那「うん。
━━━━━!!!!や!痛い!痛い!痛い!」
飛鳥「でしょ?これでも僕、5パーも力入れてないんだからね!」
椎那「え?う、嘘……」
飛鳥「椎那の腕、折ろうと思えば折れるよ!僕が本気出せば」
椎那「飛鳥くん、そんな力強いの?」
道彦「そうだよ!特に飛鳥は、天才的に喧嘩強いし!
俺達も本気出せば、椎那ちゃんの腕なんて簡単に折れるよ?」
椎那「…………どんな握力なの?みんな」
それから、コインゲームやクレーンゲームを楽しむ五人。
「飛鳥くん、お手洗いに行ってくるね」
「ん。ここにいるからね!」
「うん」
トイレに向かうと、他の女性客が噂していた。
「ねぇ!見た!?獅子組の幹部!!」
「うん!カッコいいよね~!!」
「ヤバいよね!!」
「でもなんか最近、キングって彼女ができたんでしょ?」
「あー、聞いた!一緒にいた子がそうかな?」
「たいしたことないよね~!」
「フフ…確かに!」
「ちょっ…ダメだよ!!キングの彼女を侮辱したら……」
「あ!だよね…気をつけなきゃ…」
「この街のヒーローだけど、仲間とかを侮辱すると“悪魔”になるって噂だもんね……!」
(だよなぁ。逆だったら私も“たいしたことない”って思うもんなぁ…)
椎那は手を洗いながら、そんなことを考えていた。
そしてトイレを出て飛鳥達の所に向かうと、人集りができていた。
「キャー!キング様ぁ~!」
「カッコいい~!」
「獅子組だぁ!素敵~!!」
どうしても、あの人集りの中に入っていけない。
自分に自信が持てない。
(もっと私が美人だったらなぁ…!)
と考えていた椎那。
「君、一人?」
「え!?」
「やっぱ、可愛い~」
「か、可愛い!?」
「ねぇ、俺達と遊ばない?カラオケ行こうよ!」
「あ、ご、ごめんなさい。私、一人じゃありませんので…」
そう言って、頭を下げ去ろうとする椎那。
その手を、掴んだ男。
「え…!?」
「知ってるよ?獅子組の連れだろ?」
「え━━━」
椎那「うん」
飛鳥「じゃあ、いくよ?」
椎那「うん。
━━━━━!!!!や!痛い!痛い!痛い!」
飛鳥「でしょ?これでも僕、5パーも力入れてないんだからね!」
椎那「え?う、嘘……」
飛鳥「椎那の腕、折ろうと思えば折れるよ!僕が本気出せば」
椎那「飛鳥くん、そんな力強いの?」
道彦「そうだよ!特に飛鳥は、天才的に喧嘩強いし!
俺達も本気出せば、椎那ちゃんの腕なんて簡単に折れるよ?」
椎那「…………どんな握力なの?みんな」
それから、コインゲームやクレーンゲームを楽しむ五人。
「飛鳥くん、お手洗いに行ってくるね」
「ん。ここにいるからね!」
「うん」
トイレに向かうと、他の女性客が噂していた。
「ねぇ!見た!?獅子組の幹部!!」
「うん!カッコいいよね~!!」
「ヤバいよね!!」
「でもなんか最近、キングって彼女ができたんでしょ?」
「あー、聞いた!一緒にいた子がそうかな?」
「たいしたことないよね~!」
「フフ…確かに!」
「ちょっ…ダメだよ!!キングの彼女を侮辱したら……」
「あ!だよね…気をつけなきゃ…」
「この街のヒーローだけど、仲間とかを侮辱すると“悪魔”になるって噂だもんね……!」
(だよなぁ。逆だったら私も“たいしたことない”って思うもんなぁ…)
椎那は手を洗いながら、そんなことを考えていた。
そしてトイレを出て飛鳥達の所に向かうと、人集りができていた。
「キャー!キング様ぁ~!」
「カッコいい~!」
「獅子組だぁ!素敵~!!」
どうしても、あの人集りの中に入っていけない。
自分に自信が持てない。
(もっと私が美人だったらなぁ…!)
と考えていた椎那。
「君、一人?」
「え!?」
「やっぱ、可愛い~」
「か、可愛い!?」
「ねぇ、俺達と遊ばない?カラオケ行こうよ!」
「あ、ご、ごめんなさい。私、一人じゃありませんので…」
そう言って、頭を下げ去ろうとする椎那。
その手を、掴んだ男。
「え…!?」
「知ってるよ?獅子組の連れだろ?」
「え━━━」