獅子組と私
知る
【所以】
「椎那、すぐに終わるから部屋に行っててくれる?」
頭を撫でながら、微笑み言った飛鳥。
「う、うん」
椎那も何かを察して、リビングを出ていく。
そして神田がリビングに来て、飛鳥達に頭を下げた。
「キング!すんませんっ!突然」
「何?」
「最近、平井のチームの奴等が何人かパクられたらしくて………」
「は?なんで!?」
一朗が乗り出すように神田に掴みかかった。
平井は獅子組の傘下のチームのリーダーで、一朗が可愛がっている男だ。
「一朗さん!落ち着いてください!
でも、全くの濡れ衣です!」
「は?どうゆうことだよ…!?」
「どっかのバカが、獅子組って名乗ってクスリをばら蒔いてるみたいなんです!」
「で?」
飛鳥が、視線だけを神田に向けて言った。
「え?」
「まさか、そのどっかのバカの素性も調べずにここに来たなんてことないよね?」
そして微笑んだ。
「はい、もちろんです。
遊木組のチンピラです」
「遊木?
藤生んとこ?」
「藤生が、クスリを?」
道彦と滉二が不思議そうに言った。
「おそらく、知らないと思いますよ?遊木組っつても、末端の奴ですから」
「飛鳥、行こう。許せねぇ…」
一朗の言葉に、飛鳥が頷いた。
「椎那を、イチのバーに連れてく」
そう言って、椎那を呼びに部屋に向かった飛鳥だった。
「そう。わかった!すぐ用意するね」
椎那に簡単に事情を説明し、屋敷を出た一行。
「椎那、悪いけどバイクで行きたいんだ」
「大丈夫!いつも、私のワガママ聞いてもらってるんだもん!私は獅子組のキングの彼女だしね!」
微笑み、ヘルメットを受けとる椎那。
「……/////」
「よし!
…………ん?何?飛鳥くん?」
そして、気合いを入れている椎那。
「椎那って……」
「ん?」
「狡いよ」
「へ?」
「今、僕、猛烈に、心を奪われてる…!」
「え?」
「今すぐキスしたいけど我慢するから、後からいっぱいさせてね!」
「え?え?」
わけのわからないまま、バイクに乗せられた椎那だった。
頭を撫でながら、微笑み言った飛鳥。
「う、うん」
椎那も何かを察して、リビングを出ていく。
そして神田がリビングに来て、飛鳥達に頭を下げた。
「キング!すんませんっ!突然」
「何?」
「最近、平井のチームの奴等が何人かパクられたらしくて………」
「は?なんで!?」
一朗が乗り出すように神田に掴みかかった。
平井は獅子組の傘下のチームのリーダーで、一朗が可愛がっている男だ。
「一朗さん!落ち着いてください!
でも、全くの濡れ衣です!」
「は?どうゆうことだよ…!?」
「どっかのバカが、獅子組って名乗ってクスリをばら蒔いてるみたいなんです!」
「で?」
飛鳥が、視線だけを神田に向けて言った。
「え?」
「まさか、そのどっかのバカの素性も調べずにここに来たなんてことないよね?」
そして微笑んだ。
「はい、もちろんです。
遊木組のチンピラです」
「遊木?
藤生んとこ?」
「藤生が、クスリを?」
道彦と滉二が不思議そうに言った。
「おそらく、知らないと思いますよ?遊木組っつても、末端の奴ですから」
「飛鳥、行こう。許せねぇ…」
一朗の言葉に、飛鳥が頷いた。
「椎那を、イチのバーに連れてく」
そう言って、椎那を呼びに部屋に向かった飛鳥だった。
「そう。わかった!すぐ用意するね」
椎那に簡単に事情を説明し、屋敷を出た一行。
「椎那、悪いけどバイクで行きたいんだ」
「大丈夫!いつも、私のワガママ聞いてもらってるんだもん!私は獅子組のキングの彼女だしね!」
微笑み、ヘルメットを受けとる椎那。
「……/////」
「よし!
…………ん?何?飛鳥くん?」
そして、気合いを入れている椎那。
「椎那って……」
「ん?」
「狡いよ」
「へ?」
「今、僕、猛烈に、心を奪われてる…!」
「え?」
「今すぐキスしたいけど我慢するから、後からいっぱいさせてね!」
「え?え?」
わけのわからないまま、バイクに乗せられた椎那だった。