獅子組と私
途端に身体が震えてくる。
村部の時のような鳥肌が立つまではいかないし、獅子組の仲間だとわかっていても、椎那にとってはやはり恐怖だ。
「震えてるぅ~可愛い~ウブなんだね」
「ウブ?いや、そうゆうわけじゃ……」
ただ単に、初対面の相手に怯えているだけなのだ。
初対面の男性に急に手を掴まれる。
女性からすると、恐怖でしかない。
「とにかく!行こ?」
そのままグッと引っ張られた。
「みんな、見て~!!」
「迫谷、便所なげーよ!!
………って、誰?」
「トイレから出てきた子!可愛いんだよ~!」
「「「ほんとだ!!可愛い~!!!」」」
「え?迫谷!!?お前、その子はダメだ!!手を離せ!!」
平井が気づき、慌てて迫谷の手を握る。
「は?平井くん、なんで?
俺が見つけたんだから、俺の!!」
「そうじゃねぇよ!!この子は━━━━━━」
「何やってんのかなぁ~!!」
聞き慣れた言葉と同時に、グッと引き寄せられた椎那。
そこには、飛鳥達幹部がいた。
「え!?キング!!?その子……」
迫谷が驚愕している。
「迫谷、この子はね?
僕の大切な大切な、恋人なの!
勝手に触らないで!!」
「飛鳥く……」
椎那はあっという間に目が潤み、涙が溢れていた。
たった数時間振りのことなのに、会いたくて堪らなかったのだ。
椎那は飛鳥にしがみつき、大きな胸に顔を埋めていた。
「椎那!?どうしたの?まさか!迫谷に何かされたの!!?」
頭を横に振る。
「飛鳥くん」
涙目で飛鳥を見上げる。
「ん?」
飛鳥が指で目元を拭う。
「道彦くん、滉二くん、一朗くん!」
「椎那ちゃん?」
「お帰りなさい!!!」
ニコッと椎那が笑った。
「うん!!」
「「「「ただいま!!!」」」」
飛鳥達も、満面の笑みで微笑んだ。
村部の時のような鳥肌が立つまではいかないし、獅子組の仲間だとわかっていても、椎那にとってはやはり恐怖だ。
「震えてるぅ~可愛い~ウブなんだね」
「ウブ?いや、そうゆうわけじゃ……」
ただ単に、初対面の相手に怯えているだけなのだ。
初対面の男性に急に手を掴まれる。
女性からすると、恐怖でしかない。
「とにかく!行こ?」
そのままグッと引っ張られた。
「みんな、見て~!!」
「迫谷、便所なげーよ!!
………って、誰?」
「トイレから出てきた子!可愛いんだよ~!」
「「「ほんとだ!!可愛い~!!!」」」
「え?迫谷!!?お前、その子はダメだ!!手を離せ!!」
平井が気づき、慌てて迫谷の手を握る。
「は?平井くん、なんで?
俺が見つけたんだから、俺の!!」
「そうじゃねぇよ!!この子は━━━━━━」
「何やってんのかなぁ~!!」
聞き慣れた言葉と同時に、グッと引き寄せられた椎那。
そこには、飛鳥達幹部がいた。
「え!?キング!!?その子……」
迫谷が驚愕している。
「迫谷、この子はね?
僕の大切な大切な、恋人なの!
勝手に触らないで!!」
「飛鳥く……」
椎那はあっという間に目が潤み、涙が溢れていた。
たった数時間振りのことなのに、会いたくて堪らなかったのだ。
椎那は飛鳥にしがみつき、大きな胸に顔を埋めていた。
「椎那!?どうしたの?まさか!迫谷に何かされたの!!?」
頭を横に振る。
「飛鳥くん」
涙目で飛鳥を見上げる。
「ん?」
飛鳥が指で目元を拭う。
「道彦くん、滉二くん、一朗くん!」
「椎那ちゃん?」
「お帰りなさい!!!」
ニコッと椎那が笑った。
「うん!!」
「「「「ただいま!!!」」」」
飛鳥達も、満面の笑みで微笑んだ。