獅子組と私
そして、獅子組の男達が腕相撲を始めた。

「みんな、強いね!」
「そうかなー?」
「飛鳥くんは、しないの?」

「ん?そうだね、まだかな?」
「まだ?」

「キングは強すぎるからね!」
清美が話に入ってくる。

「そうなの?」
「だからいつも僕は、最後に一回だけするんだよ」
「そうなんだぁ////なんか、カッコいいね!」
「え?ほんと!?」
「うん、うまく言えないけど、そうゆうの素敵!!」
「嬉しい!そんな風に言われると!」
微笑み合う、二人。

「二人の世界に入ってる……」
清美と琴子が、フフ…と顔を見合わせて微笑んだ。

「飛鳥ー!!」
「ん?決まった?今日は、誰?」
「丈治っす!キング、お手柔らかにお願いしますっ!」

飛鳥がみんなの所へ行く。
袖を捲り上げた飛鳥。
「か、カッコいい…////」

「椎那?」
「あんな風にはしゃいでる男の人って、素敵だよね…/////」
「フフ…そうね!」
「椎那が、見惚れてる…!」

「やっぱ、みんな腕の筋肉凄いよね!私の倍はあるかも(笑)」
「フフ…確かに(笑)」

「抱かれたーい!とか?」

「へ!?き、清美ちゃん……!?」
「だってぇーそんな顔してるんだもん!」
「ち、違うよ!!」
「私は思ってるわよ?」
「え!?」

「だって、好きな人とはずっと一緒にいたいじゃん!」
「うん…そうだね……!」

「……………ところで、キングってどんな感じなの?」
「はい?」

「なんとなく、想像つかないなって!」
「想像しなくていいよ////!」
「なんか、椎那…可愛い~!」
「もう!からかわないで/////!」

「フフ…でも、愛されてるのは間違いないよね?」

「そうだね。飛鳥くんに抱かれてると、涙が出る時あるよ」
「あー、わかる!
確かに!ある意味だけど、もうこのまま死んでもいいって思える!」
「フフ…そうだね!」

「……////」
「……////」
「………どうしたの?二人共」

「あ…いや///別に…////」
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