獅子組と私
「え……椎那…?」
ゆっくり、振り返る飛鳥。

「私も、飛鳥くんのこと、本気で好きになりました。
飛鳥くんの、恋人にしてください/////」

心臓がほんとに飛び出るのではないと思うくらい、ドクドクいっている。
顔も真っ赤で、熱い。
それでも椎那は、飛鳥を真っ直ぐ見て想いを伝えた。

ゆっくり飛鳥が椎那の元に近づく。
そして、抱き締めた。

なぜか、飛鳥は震えていた。
「うん、喜んで!椎那、僕も大好きだよ!
大好き!嬉しい……嬉しすぎて身体が震える」
「あ、あの…飛鳥…く…」
「ん?」
「苦し……」
「あ、ごめんね!」
身長差がある為、飛鳥の胸に顔が埋まった椎那。
モゴモゴして、訴えた。

腕を離して、顔を覗き込んだ飛鳥。
「椎那、大好きだよ」
「うん…私も…好━━━━━ンンン…」
言い終わる前に、口唇を塞いだ飛鳥。

「ん…何、これ……気持ちいい…!」
「へ…?飛鳥く━━━━━んんっ…!!」
再度口唇を塞ぎ、今度は貪った。

「………椎那の口唇って、クセになる!
好きな女だからかなぁ!美味しい!」
「はぁはぁ…お、美味しい…?」
「うん!何度でも、したくなる!
フフ……嬉しいなぁ、椎那が僕の彼女になってくれた!」
満面の笑みの飛鳥。
椎那も自然と、微笑んだ。


「ねぇねぇ…椎那の段階をふんでの中に、抱かれるのは結婚してからとかないよね?」
恋人になれたら益々放れられないと言われ、結局椎那のアパートに上がり込んだ飛鳥。
並んでカーペットの上に座り、飛鳥が横から抱き締めていた。

「え?」
「僕、椎那を抱きたい!」
椎那の目を真っ直ぐ見て、飛鳥は言った。

「……/////」
「あ…顔、赤くなった!
可愛い~!」

「飛鳥くん」
「ん?」
「わ、私ね……」
「うん」

「は、初めて…なの…////」
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