獅子組と私
飛鳥「ふざけないでよ!!?
哲士!!行かないで!!」
飛鳥・滉二・一朗「哲士ぃーー!!」
飛鳥「飛鳥!ミチ!コウ!イチ!お前等は、俺の大切な弟だ!!」
これが哲士の最後の言葉。
優しい穏やかな表情。
寛大で、いつも笑って許す哲士。
仲間思いで、でも……仲間を傷つけられると、途端に何かが乗り移ったように、相手をなぶり殺す。
そんな哲士が大好きだった、飛鳥。
幼い頃に、母親を亡くしている飛鳥。
一瞬……飛鳥は母親が亡くなった時のことを思い出した。
もう…一生会えない。
そんな気がした。
飛鳥は咄嗟に哲士の方に駆け出した。
そして組員の前に、立ちはだかった。
道彦達もそれに続いた。
組員4「なんだ、ガキ!」
飛鳥「どうやったら、哲士を返してくれる?
土下座?僕を半殺し?それとも、僕が死んだら返してくれる?」
組員3「お前…もう、やめろ!?可愛い坊っちゃんは、お家に帰りな!!」
飛鳥「可愛い、可愛いうるさいよ!」
哲士「飛鳥!そこ!退け!」
組員4「だったら、死ねや!!
お前、なんか、後から悪い影響与えそうだし!」
そう言って、再度拳銃を突きつけてきた。
哲士「やめろぉぉぉーーーー!!!」
パァァァーーーン━━━━!!!!!
ドサッ……!!!!
組員4「え………」
組員達「は………?」
飛鳥「て…つ、し……?」
道彦「嘘……だろ?」
飛鳥達「哲士ぃぃぃーーー!!!」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
椎那「………」
椎那は飛鳥の手を握りながら、何も言えずにただ…涙を流し震えていた。
飛鳥「その後のことは、正直…何も覚えてないんだ…
気づいたら、組員のおじさん達がぼろぼろで横たわってた。後からミチ達に聞いたら、僕が一人で半殺しにしたらしい。
おじさん達、僕に何度も“許してくれ”って懇願してたみたいなんだけど、全然僕の耳には届いてなかった。
それで僕は…TETSU組全員を哲士の代わりに守る為に、各チームのリーダー集めてタイマンはって倒して、TETSU組から獅子組に名前を変えて僕がキングになったんだ。
その時に、琴子に頼んで哲士のピアスを形見に貰ったの」
哲士!!行かないで!!」
飛鳥・滉二・一朗「哲士ぃーー!!」
飛鳥「飛鳥!ミチ!コウ!イチ!お前等は、俺の大切な弟だ!!」
これが哲士の最後の言葉。
優しい穏やかな表情。
寛大で、いつも笑って許す哲士。
仲間思いで、でも……仲間を傷つけられると、途端に何かが乗り移ったように、相手をなぶり殺す。
そんな哲士が大好きだった、飛鳥。
幼い頃に、母親を亡くしている飛鳥。
一瞬……飛鳥は母親が亡くなった時のことを思い出した。
もう…一生会えない。
そんな気がした。
飛鳥は咄嗟に哲士の方に駆け出した。
そして組員の前に、立ちはだかった。
道彦達もそれに続いた。
組員4「なんだ、ガキ!」
飛鳥「どうやったら、哲士を返してくれる?
土下座?僕を半殺し?それとも、僕が死んだら返してくれる?」
組員3「お前…もう、やめろ!?可愛い坊っちゃんは、お家に帰りな!!」
飛鳥「可愛い、可愛いうるさいよ!」
哲士「飛鳥!そこ!退け!」
組員4「だったら、死ねや!!
お前、なんか、後から悪い影響与えそうだし!」
そう言って、再度拳銃を突きつけてきた。
哲士「やめろぉぉぉーーーー!!!」
パァァァーーーン━━━━!!!!!
ドサッ……!!!!
組員4「え………」
組員達「は………?」
飛鳥「て…つ、し……?」
道彦「嘘……だろ?」
飛鳥達「哲士ぃぃぃーーー!!!」
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椎那「………」
椎那は飛鳥の手を握りながら、何も言えずにただ…涙を流し震えていた。
飛鳥「その後のことは、正直…何も覚えてないんだ…
気づいたら、組員のおじさん達がぼろぼろで横たわってた。後からミチ達に聞いたら、僕が一人で半殺しにしたらしい。
おじさん達、僕に何度も“許してくれ”って懇願してたみたいなんだけど、全然僕の耳には届いてなかった。
それで僕は…TETSU組全員を哲士の代わりに守る為に、各チームのリーダー集めてタイマンはって倒して、TETSU組から獅子組に名前を変えて僕がキングになったんだ。
その時に、琴子に頼んで哲士のピアスを形見に貰ったの」