こんな私が恋していいの…?
ドアに立っている人物を見ると、俺らが勝手に休みかと話していた本人ー前川が息を切らして立っていた。
「す、すみません」
え?何に対して?いや、それより、、
なんだその寝癖。恋愛を知らない俺でも、なんか…、無防備…?みたいな感じでだいぶドキッとしたんだが。
周りを見てみると、皆静まり返って前川をガン見している。
そりゃそうなるよな。俺でもドキッとしたくらしだし……。
というか、前川の様子が変だ。
なんだ…?ちょっとオロオロしてて可愛い……じゃなくてどうしたんだろう?
あ、寝癖を見られて恥ずかしいのか、!
すると、
「えっと…ご、ごめんなさい」
というか細い声が聞こえてきた。
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