こんな私が恋していいの…?

美愛の過去

【美愛side】

「ママー!パパー!」
「みーちゃん、どうしたの?」
優しい眼差しで私を見つめる優しい母。
「美愛!どうしたー?欲しいものがあるならなんでも買ってやるぞ?けど高すぎるとパパが死んじゃうから勘弁してな!」
優しい笑顔で冗談を言って笑う父。
「あのねあのね、ママとパパはどんなお仕事してるの?幼稚園の先生がね、みんなのママとパパのお仕事聞いてみてって言ってたの!ママとパパは、みあの自慢なの!だから、きっとカッコいいお仕事してるんでしょ?」
この時の私は、なにも知らず、ただわくわくしてその答えを待っていた。

両親の顔が引きつったことに気づかずに…
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