こんな私が恋していいの…?
その甲斐あって、普段起きてから学校に着くまで50分かかるのが、半分の25分で着くことが出来た。

ガラガラバンッ!
あ、しまった。焦って勢いよく開けすぎた。
「す、すみません…。」
少し罪悪感を感じて小さくそういってみたが、誰からも反応がない。というか、みんなこれでもかってほどに私をみて目を見開いている。
え、?そんなに迷惑だったの?
「あ、えっと…ご、ごめんなさい」
いたたまれなくなって逃げるようにそう言い放ち、イツメンのところへ向かった。
が、イツメンにも異変が。
「え?美愛…?」
「?」
「えっと…その寝癖、どしたの?」
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