認めてくれるのはたった一だけ。
学校が終わった。いつもと変わらない退屈な1日。優等生の私は色々なことを頼まれる、先生にもクラスの人達にも。少しくらい自分でやってよ、なんて思うけど口に出すのを我慢して頑張ってる。


『ただいま』
親は夜あんまり家にいない、仕事らしい
“らしい”だけだ。2人とも遊び回ってる。
呆れちゃうなぁ、こんなこと思ったって何にも変わんないけど。でも家にいない間は自由に出来るから嬉しい。
最近1人が寂しくてネットの上だけでもって思ってお話できるアプリを入れた、そこで出会ったすごく優しい男の子、まだ全然なんにも知らない。だからこそ色々相談したりできる。

『学校終わりました!疲れた、、、』

『おつかれー今日は楽しかったですか??笑』

『普通です、、、笑蓮さんに転校してきてほしいなーなんて笑』

蓮さんになら普通の自分で話せる。まあ私の話を聞いてもらってるだけだからあっちのことはあんまり知らない。最初は話聞いてくれるだけでいい、あっちのことなんか知らなくていい、とか思ってたけど最近はあっちの話も沢山聞きたいって思ってきた。今度聞いてみようかな。蓮さんなら色々知っても相談とかできる気がする。

今日はもうお風呂に入って早く寝ちゃお。
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