認めてくれるのはたった一だけ。
あぁ、今日も朝がきた。
朝が弱いとかそんなんじゃない、朝は強い方だと思う。1日が始まるのがすごく憂鬱。今日もいろんなことお願いされて、断れなくて、ずっと笑顔で過ごすのかな

なに悲劇のヒロインみたいなこと言ってんの。あー、もうだめだめ。頼られるのは嬉しいことじゃん、そんな醜いこと考えちゃダメ
でも、、、、、、心の中でも吐き出さないと私が私じゃなくなっちゃいそう


電車に乗った、今日は人がいつもより沢山いてつらい。席には座れないし押しつぶされそうだし。電車通学してるのは私だからなんも文句言えないんだけどさ。


『美夜、おはよ』

『唯! おはよ!』

今日は課題なんも出されてないからなんも言われない、ちょっと嬉しい。

『唯! 急だけどさ好きな人とかいる? 気になっちゃって!』

『ええ! いないよ、そんな、、、』

一瞬蓮さんが頭に過ぎった。全然知らないし会ったこともないのに、、、、、、

『そっかー まあ唯、いなそうだもんね笑』

『うん笑 そういう美夜は?』

恋バナとかは以外に好きだ。普通のお話をしているとちゃんと友達って感じがする、美夜は誰とでも仲が良いけれど私と1番仲良くしてくれてるから嬉しい、美夜とだけちゃんとお話できる。

『あ、もうすぐホームルーム始まる! またね!』

『うん、またあとでね』
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