神、恋に落ちる
『は?だったら、そう言えよ!
突然命の名前が出てくるから、びっくりすんだろ!?』
「そうだね。ごめんね。
……………でもね。白羽、怖がってるよ。
ほら、一徹。
白羽に代わるから、どうすればいいかわかるよね?」
黒い雰囲気に包まれたまま、淡々と言葉を並べる命。
『はぁー、わかった、謝るよ』
「ん。
…………白羽。もう大丈夫だよ!
一徹が謝りたいって!聞いてあげて?」
180度態度が代わり、ニコッと微笑んで再度白羽にスマホを渡した。
「はい。
……………もしもし?あ、あの…」
『悪かったな、白羽。
由那のスマホに命の名前が出てきたから、つい……』
「あ、いえ…びっくりしちゃっただけです。
ごめんなさい。
あの、由那に代わってもらえませんか?
前に由那が教えてくれたイタ飯屋さんを、もう一度聞きたくて……私の前のスマホに情報を入れてたんで、消えちゃって……」
『わかった。
…………白羽』
「え?は、はい」
『もし……』
「え?」
『もし、命といることが息苦しくなったら……』
「一徹…さん…?」
『俺に言え』
「え……あの…」
『じゃあ、由那に代わる』
「え?あの、一徹さん!?」
━━━━━━━━━━━━
「うん、楽しんできてね~!
━━━━うん、そうだね!じゃあね!」
白羽との通話を切った由那。
「………」
一徹が切なそうに、由那を見つめいた。
「どうしたの?一徹」
「命が“あの時”みたいになろうとしてる」
「え?あの時?」
「…………いや、なんもない…」
そう言って、由那を抱き締めた。
由那はゆっくり一徹の背中を擦る。
「白羽…失くならなければいいんだがな……」
由那の肩に顔を埋めて、ぽつんと呟いた。
「え………一徹……?」
「由那」
「ん?」
「いざとなったら、白羽を助けてやってくれ」
「え?うん……」
一徹の苦しい声が、響いていた。
突然命の名前が出てくるから、びっくりすんだろ!?』
「そうだね。ごめんね。
……………でもね。白羽、怖がってるよ。
ほら、一徹。
白羽に代わるから、どうすればいいかわかるよね?」
黒い雰囲気に包まれたまま、淡々と言葉を並べる命。
『はぁー、わかった、謝るよ』
「ん。
…………白羽。もう大丈夫だよ!
一徹が謝りたいって!聞いてあげて?」
180度態度が代わり、ニコッと微笑んで再度白羽にスマホを渡した。
「はい。
……………もしもし?あ、あの…」
『悪かったな、白羽。
由那のスマホに命の名前が出てきたから、つい……』
「あ、いえ…びっくりしちゃっただけです。
ごめんなさい。
あの、由那に代わってもらえませんか?
前に由那が教えてくれたイタ飯屋さんを、もう一度聞きたくて……私の前のスマホに情報を入れてたんで、消えちゃって……」
『わかった。
…………白羽』
「え?は、はい」
『もし……』
「え?」
『もし、命といることが息苦しくなったら……』
「一徹…さん…?」
『俺に言え』
「え……あの…」
『じゃあ、由那に代わる』
「え?あの、一徹さん!?」
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「うん、楽しんできてね~!
━━━━うん、そうだね!じゃあね!」
白羽との通話を切った由那。
「………」
一徹が切なそうに、由那を見つめいた。
「どうしたの?一徹」
「命が“あの時”みたいになろうとしてる」
「え?あの時?」
「…………いや、なんもない…」
そう言って、由那を抱き締めた。
由那はゆっくり一徹の背中を擦る。
「白羽…失くならなければいいんだがな……」
由那の肩に顔を埋めて、ぽつんと呟いた。
「え………一徹……?」
「由那」
「ん?」
「いざとなったら、白羽を助けてやってくれ」
「え?うん……」
一徹の苦しい声が、響いていた。