私、生徒会長です。あなたの事を好きになりませんが何か?
「昨日変な夢見たんだ」

「変な夢ってどんなの?」

「赤城くんと教室で二人きりだった」

「赤城くんって転校生の?」

「そうそう。ホント変だったなぁ…」

私は昨日見た夢を友達に話した。

実は赤城くんが夢に出て来るのは今日が初めてじゃない。

この間、可愛いと言われた日も赤城くんと二人きりだった。

この時は保健室が舞台だ。

「先輩、ひざに傷が」

赤城くんが私の膝を舐めた。

「イタッ…辞めてよ」

「痛いの痛いの飛んで行けー。これでもう大丈夫ですよ」
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