私、生徒会長です。あなたの事を好きになりませんが何か?
私は前を歩いていた生徒とぶつかってしまった。

「すみません。よそ見をしていたもので。怪我ないですか?」

「私は大丈夫…って、赤城くん?」

私は転校生の赤城くんとぶつかってしまったようだ。

「あれ?先輩まだメガネしてないんですか?」

「ちょっとね…」

「メガネしてない方が可愛い…」

「えっ?今何て?」

「いや、何も」

「そっか。じゃ、私急いでるから」

私は話を早々に切り上げ教室へ戻った。

(可愛いと思われようだなんて1ミリも…)

私は平常心を保てぬまま席に着いた。
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