愛しの姫君

ここは日国、日国は豊かで、平和な国として、各国から、一目置かれる国だった。





あの日が起こるまでは…。





ーーーーーーー

日国の姫アリシアが、花畑で、侍女のシルクと、侍女兼、護衛のターニャとで、病弱な母上の為の花をつんでいた。





「ターニャ!もっと根元のほうをつんでちょうだい?お花がすぐ傷んでしまうわ」




「すみません姫様、私はこーゆぅのがうとくて…;」





シルクは笑う。




「ターニャって美人で、完璧だと思ってたけど、女性らしさがあまりないのね笑」




「それは、ヒドイですぅ〜!私だって、髪の毛をこう伸ばしたら〜。。」




ターニャが髪の毛のジェスチャーをして、みんなから笑いをとる。




使用人兼馬者のギンはキルトにこう言う。





「はぁああ〜////アリシア姫はいつ見てもお美しくて、優しいよなぁ〜。」




キルトは、




「そーだな。」




と応える。





キルトは黒髪で、身長がまぁまぁ高い青年。





ギンは銀髪で、背が少々低い青年。





共に同い年だ。





キルトは馬をブラッシングしながら、





「お前はいつも毛並みが綺麗だな。」




と、馬のアレクサンダーを撫でる。





馬もそれに応えるかのよーにブルルルッと、なく。





これはいつもの光景だ。




少しぽっちゃり気味のシルクは赤毛でゆるふわな髪の毛が特徴的。





一方、ターニャは銀髪で、髪はショートヘア、顔立ちは美人で、手足もスラリと長い。
短剣を護衛として身につけている。





アリシア姫はとゆうと、プラチナブロンドとゆう、少し珍しい髪の毛の色をしている。




7つの国ではその髪の毛を持つ者を【神秘の妖精】と呼んでいる。の妖精がいると、【国は安泰する】と、言われている。




だが、王宮の方から鳥達が逃げるかのように飛んでいる。





ターニャは、





「何かしら…」





そこへ鷹が飛んできて、ターニャの元へとやってきた!





ターニャは王宮の鷹だとすぐ分かり、腕に布を巻いて、鷹を巻いた腕に乗せる。





鷹の脚には紙が結んであった!





「どうしたの??」




アリシア姫が問いかける。




「姫様!大変です!!王宮が何者かによって火が放たれました!」





「えぇ!?」





「これは、反逆です!反逆者が現れました!!逃げましょう!!!」





「キルト!馬を!」





ターニャは叫んだ。





「はっ!」





キルトはアレクサンダーと2頭の馬を準備して、アリシア姫はターニャが後ろへ一頭の馬へ乗り、






侍女のシルクの後ろにはキリトが乗り、





ギンは1人で一頭の馬に乗った!





3頭の馬が花畑を駆けてく!!!




駆けて駆けて、下流の方で側近のフェリスと合流した。





フェリスはアリシア姫の側近で銀髪の長い髪の毛をポニテールに結び、高身長の男性だ。




そして、いつも冷静だ。



「アリシア姫、無事ですか?」





フェリスは言った。





アリシア姫は何が何だか分かってない。





「国王は?母上は??;」





フェリスはうつむきながら言った。





「国王と、皇后様は、、、殺されました。」





!!





「うっ…わぁぁぁぁあああ!!!泣」




アリシア姫は泣いた。





「兵士達は、反乱を起こしたのです。王宮の者は、もう…。」





シルクも口を抑えて、涙をこらえた。




ターニャは下を向き、ちっと舌打ちして、不甲斐ない自分をしったした。




「じゃあ、妹は!?アリエッタ姫は!?」





「残念ながら…。」





アリシア姫が泣いていると、





キルトはこう言った。




「姫様、このままでは姫さまの命も狙われます。ひとまず身を隠しましょう。」





アリシア姫がふらりと崩れ落ちてると、





ギンがアリシア姫を抱き締めながら言った!






「姫!俺達がまだいる!俺達が姫を絶対の絶対に守る!」


「だから…今は立ち止まるな!!今はまだ立ち止まる時じゃねぇ!」



…泣



「ほら、いくぞ。」



ぽんっとギンはアリシア姫の頭を叩いた。





こうして、6人の旅が始まった!!





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