私の事
この前さあ。
私は今小6です。

少し昔の事から話します。

私は今まで会ってきたほとんどの人を信用できなかった。

母と離婚した父の事も、、、、、、

だから深く関わることもほぼ無かった。

でも、母の事は信じてた。

その時の私でも分かった。

母は私を信じてないって。

でも優しかった。

なのに、、、、、、

ある日母から暴力を振るわれるようになった。

その時いつも母は言う。

「お前なんて産まなきゃ良かった。」

「死ね。」

「失せろ。」

「お前に存在価値とか無い。」

私が母をこうしてしまったのかな?

もしこの言葉を放ったのが他人ならどうって事ない。

でも、実際それを言ったのは

私を産んでくれた、

育ててくれた

母だった。

そのことが辛かった。

しかしその頃の私は単純だった。いや、純粋と言うのか。

だからこう思った。

きっと母の方が辛いはず、こんな言葉を言わせている私が悪いって思い込んでた。

今思うと洗脳のような感じだった。

毎日死ねって言われるようになってしばらく経ったある日、

目に付いたのは包丁だった。

母を苦しませているのは私だ。

せめて母の願いぐらい叶えないと。と思った。

だから私はその包丁を手に取り、手首を切った。

沢山の血が出た。

これで死ねると思った。

でも死ねなかった。
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