【コミカライズ】腐女子令嬢は隣国の王子から逃げられない~私は推しカプで萌えたいだけなのです~
「あ、いいえ。一応、私も生徒会のメンバーですから」
アイリーンは昼休みにフランシスに声をかけられていた。今日は、生徒会の仕事を手伝ってもらいたい、と。文芸部の方が忙しくて、生徒会の方には顔を出していなかったことに気付いたので、わかりました、とその場で答えていた。
「でも、大きなため息をついたでしょ」
仕事が一区切りついたので、フランシスがお茶を準備してくれた。それを受け取りながら。
「ちょっと、来月のテストが」
「そうか、そうだよね。私たちにはいつものことだけれど、アイリーンさんにとっては初めてのテストだね。去年のテスト問題で良ければ、貸そうか?」
これは、いわゆる過去問というやつでは。
「え、いいんですか? そうしていただけると助かります」
ルークとサラにも頼んだのだが、彼らは昨年まではクラス二の生徒だったらしい。今年からクラス一になったとのこと。クラス一と二では、少し問題の傾向が違うんだよね、とルークが言っていた。
アイリーンは昼休みにフランシスに声をかけられていた。今日は、生徒会の仕事を手伝ってもらいたい、と。文芸部の方が忙しくて、生徒会の方には顔を出していなかったことに気付いたので、わかりました、とその場で答えていた。
「でも、大きなため息をついたでしょ」
仕事が一区切りついたので、フランシスがお茶を準備してくれた。それを受け取りながら。
「ちょっと、来月のテストが」
「そうか、そうだよね。私たちにはいつものことだけれど、アイリーンさんにとっては初めてのテストだね。去年のテスト問題で良ければ、貸そうか?」
これは、いわゆる過去問というやつでは。
「え、いいんですか? そうしていただけると助かります」
ルークとサラにも頼んだのだが、彼らは昨年まではクラス二の生徒だったらしい。今年からクラス一になったとのこと。クラス一と二では、少し問題の傾向が違うんだよね、とルークが言っていた。