【コミカライズ】腐女子令嬢は隣国の王子から逃げられない~私は推しカプで萌えたいだけなのです~
気になる結果
待ちに待った霜の月。月雲シリーズの新刊が発売する月。しかし寮生活のアイリーンは発売日に書店に行くことができない。その次の休みの日に、ノエルと一緒に書店へと向かった。発売日に侍女のモイラに頼んでも良かったのだが、やはり自分で買いに行きたいという気持ちがあった。
予約しているにも関わらず、真っすぐレジへ向かわず新刊コーナーを覗いてみる。しかし月雲シリーズの新刊は並んでいない。ということは、アディの書籍が並んでいる棚の前に置いてあるのだろうか。そちらへ移動する。が、そこにも新刊は無い。むしろ、既刊も無い。不思議に思ってレジへと向かう。
「月雲の新刊ね。予約しておいて良かったわよ」
レジで対応してくれたナミカが言う。
「もうね。あなたたちの部誌のおかげなの。月雲の紹介ページをコピーして、新刊と一緒に並べていたら、売れちゃって売れちゃって。既刊も無かったでしょ? 今、注文はしているんだけど、いつ入るかはわからないのよ」
その言葉と共に本を受け取り、アイリーンとノエルは顔を見合わせた。
「私もびっくりよ。嬉しい悲鳴っていうやつ」
ナミカは楽しそうに笑っている。
「あのね。あなたたちみたいに発売日に買いにくることができないなら、やっぱり予約することをすすめるわ。特に、どうしても欲しい本の場合はね」
二人は頷いた。
予約しているにも関わらず、真っすぐレジへ向かわず新刊コーナーを覗いてみる。しかし月雲シリーズの新刊は並んでいない。ということは、アディの書籍が並んでいる棚の前に置いてあるのだろうか。そちらへ移動する。が、そこにも新刊は無い。むしろ、既刊も無い。不思議に思ってレジへと向かう。
「月雲の新刊ね。予約しておいて良かったわよ」
レジで対応してくれたナミカが言う。
「もうね。あなたたちの部誌のおかげなの。月雲の紹介ページをコピーして、新刊と一緒に並べていたら、売れちゃって売れちゃって。既刊も無かったでしょ? 今、注文はしているんだけど、いつ入るかはわからないのよ」
その言葉と共に本を受け取り、アイリーンとノエルは顔を見合わせた。
「私もびっくりよ。嬉しい悲鳴っていうやつ」
ナミカは楽しそうに笑っている。
「あのね。あなたたちみたいに発売日に買いにくることができないなら、やっぱり予約することをすすめるわ。特に、どうしても欲しい本の場合はね」
二人は頷いた。