【コミカライズ】腐女子令嬢は隣国の王子から逃げられない~私は推しカプで萌えたいだけなのです~
「では、あの。特典用ペーパーで」
アイリーンが小さな声で言う。自分から薦めるのが恥ずかしいから、だ。
「特典用ペーパー?」
聞き返したのはアデライード。
「はい。その没になった絵を一枚にして、その新装版を買った人に、書店で配ってもらうのです。そこに、アディ先生が書いたメッセージも添えれば、多分、喜ばれるかと」
「ねえねえ、その特典用って。ブックカバーにもできないかしら? 表紙にででーんとこのロイティがいたら、ちょっと人前で読みにくいって思う人もいるかもしれないでしょう? だから、裏面を利用したらブックカバー。それを新装版にかければ、人前でも読めるじゃない?」
「あら、ノエルちゃん。ナイスアイディアね。まだまだ甘美でも、このジャンルって偏っているから、人前で読みにくいっていう人もいるわよね。そのアイディア、いただきね」
三人でいると、笑顔が絶えない。そして、アイディアも絶えない。
アイリーンが小さな声で言う。自分から薦めるのが恥ずかしいから、だ。
「特典用ペーパー?」
聞き返したのはアデライード。
「はい。その没になった絵を一枚にして、その新装版を買った人に、書店で配ってもらうのです。そこに、アディ先生が書いたメッセージも添えれば、多分、喜ばれるかと」
「ねえねえ、その特典用って。ブックカバーにもできないかしら? 表紙にででーんとこのロイティがいたら、ちょっと人前で読みにくいって思う人もいるかもしれないでしょう? だから、裏面を利用したらブックカバー。それを新装版にかければ、人前でも読めるじゃない?」
「あら、ノエルちゃん。ナイスアイディアね。まだまだ甘美でも、このジャンルって偏っているから、人前で読みにくいっていう人もいるわよね。そのアイディア、いただきね」
三人でいると、笑顔が絶えない。そして、アイディアも絶えない。