【コミカライズ】腐女子令嬢は隣国の王子から逃げられない~私は推しカプで萌えたいだけなのです~
「ナミカちゃん。アイリーンちゃんって、面白いでしょ?」

「アディ先生。素が出てますよ」

「ごめんごめん。アイリーンちゃんとナミカちゃんがいると、ついつい」

「はい。ピシっとしてくださいね。これからサイン会が始まりますから」

「え?」
 思わず声をあげたのはアイリーン。
「そうなんですか?」

「そうだよ。知らなかったのかい?」
 キャラ変したアディが言う。

「え、だって。アディ先生、そんなことおっしゃっていないですよね。ナミカさんからも聞いていません」

「そうだっけ?」
 とすっとぼけるナミカ。
「だってー。せっかくアディ先生がいらしてくれたんだもの。サイン会、やるしかないでしょ?」

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