【コミカライズ】腐女子令嬢は隣国の王子から逃げられない~私は推しカプで萌えたいだけなのです~
「ですが。その辺に護衛がいたらデートではないと言われたのです」

「えー。それは困ったわね」

「だから、母上に相談しにきたわけです」

「そうねー。でも、護衛を外すのは無理ね」

「そこをなんとか」

「護衛がいないところに行けばいいんじゃない?」

「そんなところがあるのですか?」

「あるわよ。入り口がしっかりしているところ。一定の時間は、人の出入りが無いところ」

「どこですか、そこは」

「劇場よ。観劇にでも誘いなさい」

「ですが、観劇とは皆で見るもので、彼女の隣にも誰か他の人が座ることもありますよね?」

< 300 / 365 >

この作品をシェア

pagetop