【コミカライズ】腐女子令嬢は隣国の王子から逃げられない~私は推しカプで萌えたいだけなのです~
新学年になり、アイリーンはクラス一のままだった。クラス一にはノエルをはじめ、イブライム、ジョアキナといつものメンバー。もちろんヘレンもいた。二人くらい、入れ替わったらしい。
ノエルから月雲の芝居のチケットを手に入れたという報告があったのは、長夜の月に入ってから数日経った頃。それは長期休暇に入っての初日の回。楽しみね、というノエルは幸せそうな笑顔を浮かべていた。
実は、アイリーンにも関係者だからということで、公開初日のチケットが送られてきたのだが、学院のパーティの日とかぶってしまったため、そのチケットはノエルの母親に譲ることにした。きっと今頃、姉弟で仲良く芝居を見ているに違いない。
そしてアイリーンは、打ち上げパーティに出席していた。もちろんイブライムがエスコート。思っていたよりも悪くないと感じたのは、イブライムに対する感情がかわったからだろうか。悪くないまま、パーティが終わった。
パーティが終われば、次の楽しみは月雲の芝居。ノエルとの待ち合わせはいつもの噴水の前なのだが、アイリーンがノエルを見つけて小走りで近づくと、そこにはイブライムとジョアキナもいた。
「ダブルデートよ」
ノエルから月雲の芝居のチケットを手に入れたという報告があったのは、長夜の月に入ってから数日経った頃。それは長期休暇に入っての初日の回。楽しみね、というノエルは幸せそうな笑顔を浮かべていた。
実は、アイリーンにも関係者だからということで、公開初日のチケットが送られてきたのだが、学院のパーティの日とかぶってしまったため、そのチケットはノエルの母親に譲ることにした。きっと今頃、姉弟で仲良く芝居を見ているに違いない。
そしてアイリーンは、打ち上げパーティに出席していた。もちろんイブライムがエスコート。思っていたよりも悪くないと感じたのは、イブライムに対する感情がかわったからだろうか。悪くないまま、パーティが終わった。
パーティが終われば、次の楽しみは月雲の芝居。ノエルとの待ち合わせはいつもの噴水の前なのだが、アイリーンがノエルを見つけて小走りで近づくと、そこにはイブライムとジョアキナもいた。
「ダブルデートよ」