【コミカライズ】腐女子令嬢は隣国の王子から逃げられない~私は推しカプで萌えたいだけなのです~
「どう? 生徒会の方もやっていけそう?」
ノエルが不安そうに声をかけてきた。
「ちょっと巻き込んでしまったかなと思って、少しは反省しているの」
「はい。でも、これもアスカリッドについて学べるいい機会ですので。何もできませんが、お手伝いしますね」
「リーンって本当にいい子ね。私が男だったら、お嫁に欲しいわ」なんてまで言っている。
「本当に、プーランジェに婚約者はいないの?」
ノエルは急に立ち止まり、くるりとアイリーンの方に向き直って、人差し指を突き付けてきた。
アイリーンは驚き。
「ええと。うーん、いないのはいないんですけど。婚約者候補になっていたのを辞退しましたので」
「辞退?」
「はい、どうしても留学したかったので」
「誰の?」
ここでいう誰の、とは誰の婚約者候補になったのか、という意味だろう。
「王太子殿下です」
一瞬、ノエルは黙る。多分、いろいろと考えをめぐらせているのだろう。
「リーン。あなた、やるわね」
「留学っていう名目がありましたから」
それに納得したのか、ノエルは再び文芸部室に向かって歩き出した。
「やっぱり、リーンは最高だわ」なんて呟いている。何が最高なのだろう。
ノエルが不安そうに声をかけてきた。
「ちょっと巻き込んでしまったかなと思って、少しは反省しているの」
「はい。でも、これもアスカリッドについて学べるいい機会ですので。何もできませんが、お手伝いしますね」
「リーンって本当にいい子ね。私が男だったら、お嫁に欲しいわ」なんてまで言っている。
「本当に、プーランジェに婚約者はいないの?」
ノエルは急に立ち止まり、くるりとアイリーンの方に向き直って、人差し指を突き付けてきた。
アイリーンは驚き。
「ええと。うーん、いないのはいないんですけど。婚約者候補になっていたのを辞退しましたので」
「辞退?」
「はい、どうしても留学したかったので」
「誰の?」
ここでいう誰の、とは誰の婚約者候補になったのか、という意味だろう。
「王太子殿下です」
一瞬、ノエルは黙る。多分、いろいろと考えをめぐらせているのだろう。
「リーン。あなた、やるわね」
「留学っていう名目がありましたから」
それに納得したのか、ノエルは再び文芸部室に向かって歩き出した。
「やっぱり、リーンは最高だわ」なんて呟いている。何が最高なのだろう。