【コミカライズ】腐女子令嬢は隣国の王子から逃げられない~私は推しカプで萌えたいだけなのです~
この国で成人と認められるのは十八歳。学校を卒業した年の狩りの月に、成人の祝いの式典に出席する。その式典で初めて、成人として認められることになるのだ。
「リーン、必ず戻ってきてよ。向こうでいい人見つけて、向こうで結婚しないでね。それに向こうにはビーエルがあるから、リーンにとっては居心地がよくなってしまうんじゃないの?」
「ビーエルが認められているという時点でアスカリッドは魅力的な国だけれど。でも私、このプーランジェが好きなのです。だから、必ずビーエルを持ってこの国に帰ってきます。そして必ず、この国にもビーエルを広めるのです」
ぎゅっと右手を胸の前で握りしめる。そんなアイリーンの顔には満面の笑みが浮かんでいた。それは自信にあふれた笑みだった。
「リーン、必ず戻ってきてよ。向こうでいい人見つけて、向こうで結婚しないでね。それに向こうにはビーエルがあるから、リーンにとっては居心地がよくなってしまうんじゃないの?」
「ビーエルが認められているという時点でアスカリッドは魅力的な国だけれど。でも私、このプーランジェが好きなのです。だから、必ずビーエルを持ってこの国に帰ってきます。そして必ず、この国にもビーエルを広めるのです」
ぎゅっと右手を胸の前で握りしめる。そんなアイリーンの顔には満面の笑みが浮かんでいた。それは自信にあふれた笑みだった。