【コミカライズ】腐女子令嬢は隣国の王子から逃げられない~私は推しカプで萌えたいだけなのです~
「では」
とアイリーンがパチンと手をたたいた。
「ポップを作るというのはどうでしょうか?」
「ポップ?」
と他の四人が聞き返す。
「はい。その本をどうしてオススメしたいかを紹介する簡単な文章です。これくらいの紙に書きます」
これくらい、というところでアイリーンは両手の親指と人差し指を使って長方形を作った。
「紙の形もいろんな形でいいんですけれど、例えば昨日サラ先輩からオススメされたこの本でちょっと作ってみますね」
アイリーンは部室内にあった色紙とペンでさらさらと文字を書く。まずは本のタイトル。これは『美しき二人』。それから作者名。キャッチコピーは『愛は時代を駆ける』かな。文字のフォントもわざと丸みを帯びた甘い感じで書いてみた。それから、オススメのポイントを書いて、さらっとイラストをつける。
「こんな感じです。これを、本と一緒にこうやって並べると。どうですか? 読みたくなりませんか?」
「サラが好きな本だから、読むのをためらっていたが。こうやって本が並んでいたら、気になって読みたくなる」
とルークがアイリーンの作ったポップとその本を手にする。
とアイリーンがパチンと手をたたいた。
「ポップを作るというのはどうでしょうか?」
「ポップ?」
と他の四人が聞き返す。
「はい。その本をどうしてオススメしたいかを紹介する簡単な文章です。これくらいの紙に書きます」
これくらい、というところでアイリーンは両手の親指と人差し指を使って長方形を作った。
「紙の形もいろんな形でいいんですけれど、例えば昨日サラ先輩からオススメされたこの本でちょっと作ってみますね」
アイリーンは部室内にあった色紙とペンでさらさらと文字を書く。まずは本のタイトル。これは『美しき二人』。それから作者名。キャッチコピーは『愛は時代を駆ける』かな。文字のフォントもわざと丸みを帯びた甘い感じで書いてみた。それから、オススメのポイントを書いて、さらっとイラストをつける。
「こんな感じです。これを、本と一緒にこうやって並べると。どうですか? 読みたくなりませんか?」
「サラが好きな本だから、読むのをためらっていたが。こうやって本が並んでいたら、気になって読みたくなる」
とルークがアイリーンの作ったポップとその本を手にする。